青森県は、りんごをはじめ、ごぼう、にんにく、ヒラメ、ワカサギ、シラウオが日本一の生産量を誇り、ナガイモ、大根、イカ、シジミ、ホタテなどは生産量で上位にランクインしており、数多くの農林水産物があります。
他にも数多くの農林水産物があり、食糧大国であることは間違いありません。
ここでは、青森の農林水産物を少しだけご紹介いたします。
りんご
青森県のりんご生産量は全国一位。
弘前市を中心とした津軽地方は、春秋の朝晩の寒暖差、夏の暑さ、雪が降り積もる冬の寒さがりんご作りに適していて、寒暖の差がある環境で育ったことで保存性が高く、より美味しいりんごに育ちます。
8月に収穫される極早生種~11月に収穫される晩生種まで、味も食感も違う数多くの品種を生産しています。
ホタテ
北海道についで二位の水揚を誇るホタテも、青森の主力海産物。
平内町をはじめとする陸奥湾内での水揚が最も多い。
にんにく
早くからブランド化に取組んだ田子(たっこ)にんにくがあまりに有名。スーパーやレストランでも青森県産のにんにくを見かけると思います。
それもそのはず、日本国内においては、国産ニンニクの80%を青森県産が占めています。(市町村別では、十和田市が最も多い)。中国においても、青森県産ニンニクはブランド化しています。
ながいも
ながいもは、青森の野菜の中では生産額が最も多く、野菜生産額の2割を占めています。国内流通量の約4割を占める青森県のながいもは、全国一の生産量を誇り、平成7年からは、アメリカを始めとして海外への試験出荷も行われています。
嶽きみ
青森県弘前市の岩木山麓・嶽高原で栽培されているとうもろこしを「嶽きみ」といいます。 「嶽きみ」は他のとうもろこしに比べ糖度が高く、生でも食べられる甘さを持った最高のとうもろこしブランドです。近年はメディアでも多く紹介され、全国区の野菜となってきました。
いか
日本一のイカの街を称する八戸市、イカのカーテンで有名な鰺ヶ沢町、そしてかそせイカ焼き村などイカに力を入れる深浦町。これだけのイカの町を抱えた青森県は、もちろんイカの水揚げ日本一。
ふかうら雪人参
「ふかうら雪人参」は、青森県深浦町の農事組合法人舮作(へなし)興農組合が栽培している雪の下から収穫される「にんじん」で、野菜とは思えないフルーティな甘さが特徴です。
深浦町は、本州最北に位置する青森県の日本海に面する人口約1万1千人の農業と漁業と観光の町です。 「ふかうら雪人参」は、町が誇る特産品で、平成20年8月、町の逸品を守り広く伝えていくことを目指し、「ふかうら雪人参」という名称を商標登録して、名実ともに町のブランド「にんじん」が誕生しました。
まぐろ
青森のマグロといえば、まず大間のマグロが思い浮かぶことでしょう。
築地での初競りの様子は毎年高値が付き、新年の風物詩ともなっています。
マグロといえば大間、は今や日本だけではなく世界に知られる一大ブランドとなっています。
そんな中、実は青森県内の本マグロ漁獲量の約半分は深浦で水揚げされています(平成22年青森県調べ)。平成24年は数量で約450トン、金額で約6億3千万円となっており、金額では過去最高の記録となりました。
キアンコウ
青森県のアンコウの水揚げは国内トップクラスです。
平成24年における青森県の水揚げ量は約500トン。そのうち約80トンが下北半島北部風間浦村で水揚げされます。
定置網や刺網で漁獲されるものを活締めするため、刺身でも食べられ、アンコウを引っ掛けて釣る「空縄釣り(からなわづり)」と呼ばれる伝統漁法や刺し網などにより、出荷まで「生きたまま」水揚げされるというのがこの地域の大きな特徴です。
トゲクリガニ
青森で「陸奥湾の毛ガニ」や「湾内の毛ガニ」などと呼ばれている「トゲクリガニ」は、いわゆる「毛ガニ」と同様、クリガニ科の仲間です。
「毛ガニ」に比べ少し小振りですが、旬の春は、濃厚な風味の蟹味噌が沢山詰まっており、ほかのカニでは味わうことができない風味満点の一品です。
全国的にあまり流通していないカニですが、青森ではお花見に欠かせない人気の食材です。